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2007年3月13日 (火)

新作図書:教養スペイン語の語彙に関する5都市の比較研究

 

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 ある単語がスペイン語圏の他の地域でどのような単語で置き換えられているか調べることができるようになりました。

 スペイン語学科の浦和幹男先生の長年の研究成果が出版されたからです。

 スペイン語は広大な地域で使用されているので、国あるいは地域ごとに使われる単語にも様々なバリエーションがあります。たとえば、tapasという「酒のつまみ」をメキシコではbotanas,ベネズエラではpasapalos、キューバではsaladitos、中米各地ではbocasとかboquitasと言うそうです。(「スペイン語の世界」p.151)

 浦和先生の「教養スペイン語の語彙に関する5都市の比較研究」にはそのような情報が満載されています。

 

本書は、各都市生まれで大卒以上の学歴を持ち、知的活動をしている教養のある25歳以上の男女91名のインフォーマントが回答してくれた情報を分析し、比較検討したものである。調査の内容は、日常生活に係わる4,452の質問項目から構成されている。
  首都の教養スペイン語はその国の代表的なスペイン語と考えられているので、本書に収めた5都市の教養スペイン語の語彙の調査結果は、まさにそれぞれの国の標準スペイン語の語彙といえる。したがって、これらを精査すれば、旧大陸のスペインのスペイン語と新大陸のアメリカ・スペイン語の基本的な語彙の共通性やその違いを、あるいは各都市の語彙の特徴を改めて知ることが出来るであろう。なお本書の出版について、拓殖大学ならびにスペイン文化省のグラシアン基金より2006年度の助成を受けた。
出版社/発行:拓殖大学研究叢書(人文科学)/2006年10月17日
(拓殖大学HPより転載)

 

 この著書は語彙調査の専門書ですが、索引が充実していて、スペインや中南米でどのような語が使われているか手軽に比較することができる実用性の高い辞書的な性格も兼ね備えています。

[瓜谷]

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