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2007年8月20日 (月)

メキシコ情報:フリーダ・カーロ

Px200_01  今年は、情熱の女流画家フリーダ・カーロの生誕100周年です。毎日新聞 2007年7月2日 東京夕刊に次のような記事があったので、ご紹介します。

世界見てある記:フリーダ・カーロの青い家(メキシコ) 遺品にしみ込む苦悩

メキシコ市の地図
 7月6日、メキシコが生んだ世界的な女性画家、フリーダ・カーロの生誕100周年を迎える。終生、病気や交通事故の後遺症に苦しんだ彼女は47年しか生きることができなかった。つながった濃い眉(まゆ)。女性なのにうっすらと描かれた口ヒゲ。にらみつけるような挑戦的なまなざし。残された多くの自画像が発する強烈な存在感から、大柄な女性というイメージをなんとなく持っていた。
 「彼女は小柄でとてもやせていたんですよ」。メキシコ市南部にあるフリーダ・カーロ博物館の職員が説明する。この博物館は、フリーダと夫だったメキシコ壁画の巨匠ディエゴ・リベラが暮らした家。外壁などがあざやかな青に塗られ、「青い家」と呼ばれている。
 フリーダが息を引き取ったという「青い家」に残されたベッドは、子供用のように小さい。彼女は左翼だった。そのベッドのそばには、マルクス、エンゲルス、レーニン、スターリン、毛沢東の絵が掲げられている。
 フリーダの作品は血が飛び散っていたり、全身にクギが刺さっていたり、一見気味が悪い。だが、人間の苦悩、女性の苦悩、フリーダの苦悩が素直に描かれていることがわかる。「青い家」にある彼女の絵筆や車椅子、コルセット、人形……。数々の遺品にフリーダの苦悩がしみ込んで、まるで家自体がフリーダの作品の世界になっているような感覚になる。
 生誕100年を記念して、メキシコ市では過去最大のフリーダ・カーロ回顧展が開催されている。回顧展の責任者の一人、ロクサナ・ベラスケスさんは「小児まひ、30回以上の手術、流産などを経験したフリーダは、芸術家として肉体的な苦痛を表現した普遍的な象徴になった。精神的にも苦しみながら、最期まで描き続けた」と説明する。
 回顧展の目玉の一つに米サンフランシスコ現代美術館所蔵の「フリーダ・カーロとディエゴ・リベラ」(1931年)という作品がある。大柄なディエゴと手をつないだフリーダ。夫に比べて極端に小さく描かれたフリーダはメキシコ風の衣装を着て、はにかんだように首をかしげている。少女のような表情は、フリーダの違う一面を見るようだ。【メキシコ市・庭田学】
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 ●ひとこと
 フリーダ・カーロは今や「メキシコの顔」。数多くの自画像は絵はがきやキーホルダー、Tシャツなどあらゆる土産物に印刷され、あふれかえっている。回顧展は8月19日まで。フリーダ・カーロ博物館の「青い家」は、生誕100年を機に展示品がさらに充実される。
毎日新聞 2007年7月2日 東京夕刊

http://www.mainichi-msn.co.jp/kokusai/mitearuki/news/20070702dde007070002000c.htmlより

[瓜谷]

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