書籍・雑誌

2009年6月 1日 (月)

図書情報:「会話にスパイス más más おいしいスペイン語」

41knf87t8bl_sl500_aa240_jpg スペイン語の会話表現をいろいろ覚えても、それが実際に、どのような場面で、どのようなニュアンスで使われているかを修得するのはたいへんです。日本にいながらにして生きたスペイン語表現のニュアンスが学べたらなあ、と思っていませんでしたか。

そんなあなたにおすすめな本が『会話にスパイス más más おいしいスペイン語』(NHK出版)です。著者は、マドリッドの大学で専任講師を務める森本祐子先生。スペイン語表現に関するエッセー集で、豊富なスペイン生活体験に根差した興味深いエピソード満載です。スペインの生活文化を知るのに最適な楽しい読み物にもなっています。

・・・・それ以外のコラム、エッセイも実に楽しく質が高い。その中でも、この森本先生の文章は、確かにスパイスが効いていて楽しいのだ。
スペイン語劣等生の私でさえ、そんなことは気にせずガシガシと読めて、読後爽やかさを味わえるものなのだ。
毎日、生活されている中で気づく表現の機微。ああ、スペインという風土と人がしっかりと伝わってまいります。・・・

詳しくは、『会話にスパイスmas masおいしいスペイン語〜 森本祐子著〜』(kotetsu談話室)をご覧下さい。

[瓜谷]

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2009年5月11日 (月)

スペイン図書情報:『漂泊の王の伝説』

403540480209_pc_tzzzzzzzjpg スペイン語学科の松下直弘先生が翻訳された小説『漂泊の王の伝説』(ラウラ・ガジェゴ・ガルシア)が評判です。アマゾンのカスタマーレビューでも星平均4.5と非常に高い評価!

スペインのバルコ・デ・バポール児童文学賞にかがやき世界八カ国で翻訳された傑作歴史ファンタジーです。

今日はその書評をご紹介します。きっとあなたも読んでみたくなりますよ。

少し気が早いが、今年読んだ児童書の中で一番おもしろかった作品を挙げるなら、迷うことなく本書だ。
(中略)
とはいえ、ある程度読書を重ねてゆくと、時間を忘れるぐらい夢中になって読み耽る、という読書体験は年々少なくなってくる。とりわけ児童文学は、既存の作品の二番煎じ(ひどい場合は三番煎じ)が多いので、その中で心動かされる作品に出あうことは稀である。
ところが、この『漂泊の王の伝説』には久しぶりに圧倒された。これぞ、読書の醍醐味。現代版・アラビアンナイトの誕生だ。

続きは、『「漂泊の王の伝説」ラウラ・ガジェゴ・ガルシア』(ぐらんぼん)をご覧下さい。

[瓜谷]

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2009年3月12日 (木)

スペイン語版「日本語学習・生活ハンドブック」

_p1060621s へー、こんな文化庁はこんな便利な出版物を出していたのですね。

日本で生活しようと考えている外国人の友人がいたらぜひ教えてあげたいものです。

日本語学習法だけでなく日本の習慣や役所の諸手続の方法もわかりやすく解説されています。

スペイン語版もあり、うれしいことに無料でダウンロードまでできちゃいます。

日本語とスペイン語の対訳になっているので、スペイン語を学習している日本人にもおすすめです。

解説記事がPepino氏のブログにあったのでご紹介します。


Ayer en la Kokusai Hiroba de Acros, Magí y yo encontramos esta Guía de Aprendizaje del Idioma Japonés y de la Vida en Japón, un libro gratuito que ha elaborado la Agencia de Asuntos Culturales de Japón para ayudar a los inmigrantes a adaptarse a la vida en Japón. Está disponible en coreano, chino, portugués, castellano e inglés desde el 15 de enero de 2009.

昨日アクロスのこくさいひろばでマジと一緒にこの「日本語学習・生活ハンドブック」を発見した。文化庁が制作して無料で配布している、外国人が日本での生活を楽にするための本です。21年1月15日から韓国・朝鮮語版、中国語版、ポルトガル語版、スペイン語版と英語版があります。


この続きは、『Guía de Aprendizaje del Idioma Japonés』(pepino)をご覧下さい。

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覚えておきたい関連スペイン語表現 

Guía de Aprendizaje del Idioma Japonés y de la Vida en Japón 日本語学習・生活ハンドブック

adaptarse a la vida en Japón 日本の生活に適応する

[瓜谷]

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2009年2月 9日 (月)

スペイン情報:Lazarillo de Tormes

B0146907_9244526 以前、飯野先生が「サラマンカ大学に留学するのに、Lazarillo de Tormesを知らない学生がいるんだよ」と嘆いていましたが、みなさんはだいじょうぶですか。

スペイン16世紀の有名なピカレスク小説のタイトルですが、物語の最初の舞台はサラマンカで、今では、トルメス川のローマ橋の側に彫像も建っています。見たことありますか。

・・・ラサリージョ少年は、盲人や落ち貴族、郷士、宗教関係者などに奉公し、彼らの偽善や虚栄を目の当たりにしながら 「ずる賢こい処世術」 を学んで行くわけです。

・・・さてさて、「Lazarillo de Tormes」ですが、これを読むと、スペイン人とは何ぞやが見えてくる。時代は違えども、基本となる魂は今も昔も同じなのかしら。日本人ならサムライ魂か。

詳しくは、『Lazarillo de Tormes』(Days of Being Wild in MADRIZ )をご覧下さい。

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覚えておきたい関連スペイン語表現 

La novela picaresca 悪漢小説
el ciego 盲人
el perro lazarillo 盲導犬
la estatua 彫像, 立像
Se elevó una estatua en honor de Lazarillo de Torme ラサリージョ・デ・トルメスに敬意を表して彫像が建てられた。

[瓜谷]

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2009年2月 8日 (日)

雑誌情報:ラテンアメリカのポップカルチャー特集雑誌

510rjkpmcnl 現代ラテンアメリカのポップカルチャー(音楽・ファッション・アート・文学・映画・旅)に関心のあるあなたにオススメの雑誌が発売されました。

2009年2月6日発売のスタジオ・ボイス3月号はラテンアメリカ特集です!!
そこで、メキシコのオルタナティヴ・カルチャーを大々的に取り上げています。
こんな特集は今までなかったでしょう!!


この続きは、『本日発売!スタジオボイス2009年3月号はラテンアメリカ特集!』(名代☆日々是メキシコ)をご覧下さい。

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覚えておきたい関連スペイン語表現 

la revista  雑誌 
la editorial 出版社
el artículo 記事
el número especial 特集号
la tirada 発行部数
La revista tiene una tirada de diez mil ejemplares. その雑誌は発行部数10000部だ.

[瓜谷]

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2009年1月19日 (月)

図書情報:「ラス・カサスへの道」

Lascasas200811 みなさんは、ラス・カサス神父のことをご存じですか。
16世紀スペインの征服者達がラテンアメリカの先住民族に対して行った残虐行為を批判し続けたスペイン人神父です。
今日は、この勇気ある神父の足跡を追った「ラス・カサスへの道 --500年後の〈新世界〉を歩く」の書評をご紹介します。


・・・とはいえ、この本でとりわけ驚かされるのは、そこかしこで発揮される著者の旺盛は批評精神だろう。訪れる先々で過去や現在、歴史や政治、さまざまな社会問題や事件が縦横に語られ、独自の批評が加えられる。キューバではチェ・ゲバラとラス・カサスが対比され、パナマではガルシア・マルケスや松尾芭蕉、あるいは海賊ドレークや征服者ピサロが想起される。過剰なまでに繁茂する思考は、ラス・カサスの言説と同様に挑発的である。

詳しくは、「ラス・カサス」(ラテンアメリカ文学雑記帳――anexo)をご覧ください。


[瓜谷]

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2009年1月12日 (月)

図書情報:『百年の孤独』

51dp351dt4l_sl500_aa240_ 『百年の孤独』Cien Años de Soledadは、コロンビアが誇るノーベル文学賞受賞作家ガブリエル・ガルシア=マルケスの代表作です。世界各国でベストセラーになり、ラテンアメリカ文学ブームを巻き起こした作品です。しかし、名前は聞いたことがあるけど、読んだことはないという人が大部分ではないでしょうか。

いい書評は、ぜひその本を読んでみたいと人に思わせるものです。今日紹介する書評を読むと、きっとあなたもこの偉大な作品を読んでみたくなりますよ。

面白い批評を読むと、自分でも批評を書いてみたくなるから不思議である。
というわけで、ストレートに自分の一番好きな小説の一つである「百年の孤独」について書いてみた。

この続きは、『「百年の孤独」の書評』(ハックルベリーに会いに行く)をご覧下さい。

百年の孤独(Amazonの書籍情報)はこちらです。

[瓜谷]

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2008年4月25日 (金)

図書情報:「反米大陸—中南米がアメリカにつきつけるNO! 」

9784087204209  現在、中南米ではブラジル、ベネズエラをはじめ左翼政権がどんどん誕生しています。その背景を理解するには、中南米諸国とアメリカの歴史的な関係を知る必要があります。そこで、おすすめな図書が今日ご紹介する「反米大陸—中南米がアメリカにつきつけるNO! 」(集英社新書 伊藤 千尋 )です。

9・11といえば、アメリカ人は二○○一年のテロのことしか頭にないが、南米チリの人々は、一九七三年のこの日を思い起こす。民主主義の選挙で生まれた政権が、軍部のクーデターで倒され、長期にわたる軍事独裁が始まった日だからだ。クーデターを背後で操ったのは、アメリカの中央情報局(CIA)であり、資金を出したのはアメリカの企業だった。このときチリの人々にとっては、アメリカこそがテロの黒幕だったのだ。

この続きは、http://books.shueisha.co.jp/tameshiyomi/978-4-08-720420-9.htmlをごらんください。


[瓜谷]

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2007年10月20日 (土)

図書紹介:「就職迷子の若者たち」

0359  大学生にとって就職活動は人生で初めての経験なので、多くの人が不安を抱えています。そんなみなさんにおすすめしたいのが「就職迷子の若者たち」(小島 貴子:集英社新書)という本です。

 この書籍について、スペイン語学科4年生の伊本慧さんが自分の就職活動の体験にもとづく、とても参考になる読書感想文を書いてくれたのでご紹介します。

大学生の就活マニュアルは数え切れないほどありますが、ちょっと毛色の違う本を読んだのでご紹介します。「就職迷子の若者たち」(小島 貴子:集英社新書)という本で、ゼミの先生に勧められたものです。一般のマニュアル本と違い、就職活動で直面する悩みの実例が豊富で、対処法や考え方に重点が置かれています。これは著者がキャリアカウンセラーで、多くの学生にアドバイスを与えてきた経験が活かされているからです。

 「就職迷子の若者たち」を読んで、最も印象に残った三つの箇所について考えたことを、自分の就活体験と照らし合わせながら述べたいと思います。

この続きは、http://www.takushoku-u.ac.jp/dept/frgn_lang/spanish/voice/imoto03.htmlをごらんください。

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2007年9月27日 (木)

セルバンテス書店開店

Cervantes  スペイン語の書籍専門店「インタースペイン」をご存知ですか。澁谷にあり、スペイン語学科生もよく利用していた書店です。この度、「セルバンテス書店」という名前で、市ヶ谷のセルバンテス文化センター内にオープンしました。詳しくはインタースペインのブログの次の記事をご覧ください。

http://interspain.cocolog-nifty.com/interspain/2007/09/post_67f1.html

[瓜谷]

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2007年7月12日 (木)

図書紹介:スペイン女王イサベル

 スペインの中でももっとも尊敬されている国王の一人がイサベル女王です。今日は、彼女の波瀾万丈の生涯を知るのに最適の一冊「スペイン女王イサベル—その栄光と悲劇 (文庫) 」をご紹介しましょう。

By     鶯初音 (大阪府) - レビューをすべて見る
 本書の中でいちばん印象深かったのは、「偉大な女王、そして平凡な母親」という言葉です。イサベル女王は長年、国家の発展に全力を尽くすと同時に、愛情深く5人の子どもを育てた母親でもありました。しかし女王として国益を追求することと、母として子どもの幸せを願うことは、必ずしも一致しません。子や孫に次々に先立たれ、後継者となるべき娘は狂人となり・・・ヨーロッパじゅうに響いた女王の名声とはうらはらに、母親としての彼女は幾たびも悲しい思いをしなければなりませんでした。
 世界史の教科書にある「アラゴンのフェルナンド王子と結婚し、スペインの繁栄の基礎を築いた」というような簡単な記述からだけでは窺い知ることのできない、イサベル女王のひたむきな生涯、栄光と挫折をぜひ本書で味わってみてください。

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By     ちこ (三重県) - レビューをすべて見る

ブルゴーニュ公国と、スペイン家の結婚によって、イサベルは子供をもうけます。その子、孫がかの有名なハプスブルク家の繁栄を担う人物となります。スペインとオーストリアの両ハプスブルク家はここに始まるといえるでしょう。両家が交代で嫁を迎え入れていくうちに、あの独特なハプスブルクの唇が後世へと受け継がれていくのです・・。中学校の時の時にハードカバーを読んだのですが、以来ヨーロッパ歴史書が大好きになりました。

アマゾンのレビューから引用しました。

[瓜谷]


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2007年6月19日 (火)

図書紹介:情熱とサッカーボールを抱きしめて

513vf75jycl_aa240_  サッカーというと男性のスポーツというイメージですが、女性が活躍しているのを知るのは、気持ちがいいですね。今回ご紹介する本はノンフィクションで、スペイン国内最高の指導者資格を取得、スペインサッカー史上初のナショナルリーグ女性監督を経て、名門クラブの女子チームの監督を務める女性についてです。

レビュアー:    真備桃太 - レビューをすべて見る
佐伯さんのことは新聞の記事で読んだことがあるので知っていたのですが、この本を読んで改めてすごい人だな~と思いました。
とくに日韓ワールドカップの際のエピソードには思わず涙が出ました。

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レビュアー: カスタマー
スペイン国内最高の指導者資格「ナショナルライセンス」を取得し、翌年にはナショナルリーグの監督に就任。スペイン史上初の女性監督として大きな注目を集めた佐伯夕利子氏の夢を追い続ける姿を追った感動のノンフィクション。
・・・といえば、簡単そうだが、ここに達するまでの佐伯氏の生い立ちやから実に細かく描かれている。佐伯氏の興味深い経歴もさることながら、著者の「書きたい!」パワーに圧倒され、冒頭から一気に引き込まれていった。

サッカーに関る方だけでなく、他の競技の指導者、教員やインストラクター、トレーナーなど、「人に何かを教える」立場にある方はモチロン、子育て中の親御さんも、佐伯氏の監督としての姿勢から、学び、気づくことが多いだろう。

こんな指導者に巡り合えたら、日本代表のワールドカップ優勝も遠い夢ではない・・・時期的にそんな気にさせられる。今後益々のご活躍に期待したい。

Amazonのレビュー(「情熱とサッカーボールを抱きしめて」)から引用しました。

[瓜谷]

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2007年6月16日 (土)

図書紹介:カディスの赤い星

51bezp39dll_aa240_  スペイン語学科生諸君と話していて気づいたことは、逢坂剛氏を知らない人が少なくないことです。これはいけません。スペイン関連の著作がこれだけあるのですから。そこで、今日は、彼の出世作をご紹介しましょう。

 いつか自分も読むことになるだろうなと思っていたが、ようやくその時期が到来して読めたという気がしている。発表された当時に読んでも自分としてはおそらくは多くのミステリの内の一冊としてしか認識できなかっただろう。年を経て少しは人生経験も積んで、スペインにも一度は訪れることができた後に読むことができ、この小説の面白さを十分堪能できた気がした。作者の真の処女作であり、この作品を世に問いたいがために逢坂剛は小説家となったという作品なのだそうだが、1986年の出版後、第96回直木賞、第40回日本推理作家協会賞、第5回日本冒険小説協会大賞を立て続けにトリプル受賞してしまった傑作であることは周知のことであり、ここに書くまでもない。本書は文庫で上下巻合計800ページを超える大作であり、内容的には ・・・

(この続きは、http://homepage3.nifty.com/prof_m/es/books/kadis.htmをご覧ください)

[瓜谷]

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2007年6月 9日 (土)

図書紹介:ドン・フェルナンドの酒場で

510mm1s61cl_aa240_  イギリスの文豪サマセット・モームはスペインをこよなく愛していました。「ドン・フェルナンドの酒場で—サマセット・モームのスペイン歴史物語」はスペイン旅行記・文化論の名著です。この作品の興味深い書評を見つけたのでご紹介します。

初めてグラナダを訪れた24歳の青年は、着いた日の夜、夕食をすましてから、興奮してじっとしていられず、町に降りて行きました。若気の至りで町の娼家に入り込み、一人の娘を選びましたが、彼女はスペインの昔の小説に出てくるヒロインのように緑色の瞳をしていました。しかし、服を脱ぐと、まだ子供らしい体つきで、尋ねると13歳とのことです。「どうしてこんなところに来た?」と聞くと、「アンブレ(飢え)」とだけ答えました。感受性の強い青年は、この悲劇的な言葉に胸を打たれて、金を与えると、また着物を着るように言い、情熱も消えはて、ゆっくりと丘を登って寝床に入ったのです。
 この青年こそ、ロンドンの病院での5年間のインターン生活から解放されて、自由にスペインの旅を始めた頃のサマセット・モームでした。「私はこの国を歩きまわった。そして、初めて見る光景のすべてに感激した」と彼は書いています。まず、彼を捉えたのは、・・・

この続きは、http://saiki.cocolog-nifty.com/shoka/2006/08/post_27ac.htmlをごらんください。


[瓜谷]

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2007年6月 2日 (土)

図書紹介:旅の指さし会話帳 メキシコ

5129btmckfl_aa240_  スペイン語学科生がメキシコに行ったとき戸惑うのがメキシコ独特の単語や表現に出会ったときです。スペイン語学科で最初に習う単語はスペインで使用されているものが多いため、メキシコ独自の語彙に慣れていないためです。

 例えば、スペインで切符はbilleteですが、メキシコではboleto、バスautobús のかわりにcamiónと言ったりします。もちろん両国に共通する語彙表現のほうがずっと多いので、あまり心配する必要はありません。でも、メキシコに長期留学を考えている人は、メキシコの表現をあらかじめ勉強しておくことをおすすめします。

 

そこで、ご紹介するのが、「旅の指さし会話帳 」 シリーズのメキシコ編です。

 このシリーズ、ご存知の人もいると思いますが、現地の人と本のイラストを指さしながらコミュニケーションを図ろうというコンセプトでさまざまな言語のものが出版されています。面白いのは、基本的な単語だけでなくかなりマニアックな表現も掲載されていることです。

 今回もAmazonのレビューをいくつか紹介しましょう。


レビュアー:    viva mexico - レビューをすべて見る
メキシコ初心者にもおすすめな本なのですが、長くいればいるほど、
「あっ!こんな事まで載っていたんだ!」と新たな感動があります。
実際に現地で使ってみると、とにかくメキシコ人にも大・好・評
私は日本へ帰ってくる時友人にあげてしまいましたが、
やっぱり手元に置いておきたいので、もう1度買いなおそうと思います。

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レビュアー: カスタマー
メキシコの旅先で実際に起こるシチュエーションにあわせて言葉が分類されているので、普通の会話集よりよほど使いやすく、気づいたら自分もだいぶスペイン語の単語を憶えてしまっていました。それに料理やサッカーのチームなど、メキシコの人がおもしろがって一緒に見てくれたことも何回もありました。
#イラストもかわいいですよ。(特にオリジナルキャラのサボテン)

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レビュアー: カスタマー
以前このシリーズのインドネシア語を購入してとても便利だったので今回も迷わずメキシコ編を購入しました。
楽しいイラストで旅行に行く前から楽しめます。
現地でお腹を壊してしまい日本から持っていった薬ではなかなか治らなかったので、地元のスーパーマーケットに薬を買いにいきました。
パッケージをみてもどの薬をかえば全く分かりません。
店員さんにこの本を指さしながら聞き、薬をだしてもらい用法も聞くことができました。
英語表記ならまだしもスペイン語表記なので説明書きが全然わからなかったのでとても、とても助かりました。

[瓜谷]







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2007年5月30日 (水)

図書紹介:スペインのBARがわかる本

51kjq6jy9ql_aa240_  スペインではだれもがBAR(バル)をこよなく愛しています。スペインに行く日本人もみなバルの魅力にとりつかれてしまいます。そのせいか、最近は日本でもスペイン風のバルをずいぶん見かけるようになりました。こんな時代が来るとは正直思ってもみませんでした。
 さて、それでは、本場のスペイン・バルとはどのような場所なのでしょうか。
そこでご紹介するのが「スペインのBARがわかる本—グラナダ・バルの調査記録報告書 (川口 剛:バルク・カンパニー)」です。

2000年に1ヶ月あまりスペイン南部のグラナダに滞在した著者が、数々のバルに通って書き上げた一冊です。
 副題には「グラナダ・バルの調査記録報告書」とあります。この副題は、調査研究機関が本格的で大規模なリサーチをかけた末のリポートという印象を与えますが、内容は決してそういう大仰なものではありません。副題の与える印象はとりあえず措いたほうがよいでしょう。おおざっぱに言ってしまえば本書は、著者の個人的な「バル偏愛紀行文」という一品です。著者はひたすら一人でバルに立ち寄っては、その店の様子をスケッチしてみたり、スペイン人のお客同士のおしゃべりを立ち聞きしてみたりしてこの本を書いています。
 時に著者は、バルで飲食を終えて店を出たお客たちの後をこっそりつけて、彼らが次にどこへ行くかを確かめます。そして実に84%のお客が、バルを出た後は半径300メートル以内のどこかに向かうということを割り出すのです。このことから著者は、バルと地域の人々が密接な関係にあると結論づけます。この一項は興味深く読みましたし、こまめに足で取材した著者の努力を私は評価します。
 とはいうものの、本書はもう少し気楽に読んで良いでしょう。バルとはそもそもどんなところなのか、何が食べられるのか、何が飲めるのか。そういうバルについて基礎的な情報は十分得られると思います。(後略)

 

Amazonのyukkiebeer –さんのレビューより引用

[瓜谷]

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2007年5月26日 (土)

図書紹介:めきめきメキシコ

619zchenzkl_aa240_  メキシコ留学を終えて帰ってきたスペイン語学科生の多くがメキシコ大好き人間になってしまっています。一体どこにそんな魅力があるのでしょうか。その秘密を知りたい人におすすめなのが、「めきめきメキシコ—情熱と暴走とチューのメキシコ旅行」 (Kuma*Kuma  出版社: スリーエーネットワー) です。

 

Amazonでも大好評で、レビューのいくつかを紹介します。

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レビュアー:    "ハッハッハッ!" -

とにかくかわいいイラストと著者の独特の観察力での文章で読むという
感覚はなく、一気に最後まで見てしまいました。読書苦手の人も安心

の内容です(n_n)v

私は特にメキシコ好きでもなく中南米好きでもない人なんですが、この

本はすっごいオモシロかったです!

人の旅した本って著者のただの自己満?みたいなのが多いなぁと思って

いたんですけど。。。これは1冊マルマル著者の世界が伝わって作り込

んでる。めちゃめちゃ読んでる私も楽しめました。(後略)

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レビュアー:    ガラベラ -

キュートキッチュでおとぼけなメキシコの魅力に魅せられました!
ちょうどガエル・ガルシアの出演するメキシコ映画「アマロ神父の罪」や「天国の口、終わりの楽園。」を観た後だったので 一層興味が沸きました。

メキシコがこんなに面白い国だったなんて。

今までは怖いイメージしかありませんでしたが、Kuma*Kumaさんは怖い目には合わなかったらしいし、こんなにフレンドリーな人たちが沢山いるのなら行ってみたい!と思いました。

また Kuma*Kumaさん独特の視点がおもしろかったです!
他の人じゃ気も付かないようなトコロに思わずくすっと笑ってしまいました。ガハハ笑いも何度したことか。

絵や写真の色もきれいでした。
個人的にはフリーダの家、メキシコごはん、なんでやねんメヒコ、ちょいと田舎のオアハカ、オレ様的おみやげカタログがおもしろかったです。

やっぱり一度は行っとかないと、メヒコ。と思いました。

[瓜谷]

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2007年5月19日 (土)

図書紹介:スペイン5つの旅 (文庫)

61nv1b1mczl_aa240_  スペインへの旅行や留学を考えている人におすすめの本「スペイン5つの旅 (文庫)
中丸 明 (著) 」をご紹介しましょう。

「BOOK」データベースによると「個人旅行・自由旅行にピッタリのガイドブック。貸切タクシーであなただけのスペイン旅行。読むだけでも面白いスペイン情報満載」とあり、文庫本なので、スペインへ向かう途中でも読めてしまいそうです。

amazonでの読者の感想をご紹介すると、

1997年に出版されたハードカバーの文庫化。汽車の時刻などはきちんと改訂されている。
 読み物としてもガイドブックとしてもレベルの高い内容。トレド、ラ・マンチャ、アンダルシア、カタルーニャ、巡礼の道と5つのルートが取り上げられ、交通機関の利用法から美味いレストラン、ちょっとしたお土産まで網羅的に解説されている。それぞれの場面に応じたスペイン語も載せられていて便利そう。かといって押しつけがましくなっていない点も評価。文章は闊達。時折、ですます調になるのがユーモアに富んでいて非常に心地よかった

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スペインに住む著者ならではの旅行ルートの完全ガイド。
普通のガイドブックにはない、スペインに住んでいるからこそ分かる面白そうなスポットが盛りだくさんです。
少し長く滞在できるなら、やっぱりその国のことを少しでも知って、自分なりのプランで回りたいものです。
著者が薦める、タクシーをチャーターしての日帰り旅行。
オリジナルのコースを回れてお金も高くないなんて、理想的です。

写真が特にきれいなわけでもないのに風景が浮かんできて、読み物としてもとっても魅力的。
あっという間に読めて、すごく行きたくなりました。
それだけじゃなく、スペインについてもっといろいろ知りたくなりました。
著者がこの国をすごく好きだから、気持ちがうつってきたのかな。

とても魅力的な国だということがよーくわかる一冊、著者の他の本の中でもお勧めです。

以上、amazonからの引用でした。

[瓜谷]





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2007年5月12日 (土)

図書紹介:「物語スペインの歴史」

41hh03kr68l_aa240__1  スペイン語学科で勉強しているみなさんには、スペインや中南米の歴史の学習も欠かせません。スペインの歴史に関する図書は、たくさんありますが、今日取り上げる「物語スペインの歴史 海洋帝国の黄金時代」は読みやすく、おすすめです。スペインに関する図書もたくさん紹介しているサイト「スペイン雑学講座」で見つけた書評を引用させていただきます。

「キリスト教国の雄スペインは、カスティーリャ、アラゴン両王国の婚姻により成立した。八世紀以来イベリア半島を支配したイスラム勢力を逐い、一四九二年、レコンキスタを完了。余勢を駆って海外へ雄飛し、広大な領土を得て「太陽の没することなき帝国」の名をほしいままにする−−。国土回復戦争の時代から、オスマン・トルコとの死闘を制して絶頂をきわめ、宿敵イギリスに敗れて斜陽の途をたどるまでを流麗な筆致で描く。」(カバー見返しより)

 単なる教科書のような歴史書ではなく、読んで面白い「物語」仕立てである。全6章の内「第Ⅲ章 レパント海戦」で名誉の負傷を受け、「第Ⅳ章 捕虜となったセルバンテス」でトルコ軍の捕虜となってアルジェで度重なる逃亡計画を実行し、「第Ⅴ章 無敵艦隊」では調達吏として小麦やオリーブ油を農村からむしり取ることとなる『ドン・キホーテ』の作者セルバンテスは、著者が最も興味を持った人物なのであろう。この本の実質的な主人公とも言える。

 通史ではないので時代は頻繁に前後したり跳んだりするのだが、そこはご愛嬌。一応スペイン史の重要なターニング・ポイントについては網羅されており、イスラム帝国によるイベリア占領からレコンキスタ、そしてセルバンテスの活躍した副題にもある「海洋帝国の黄金」時代から「終章 現代のスペイン」では内戦、ETAのテロ、北アフリカからの不法入国者問題までをも取り扱っている。

 

http://homepage3.nifty.com/prof_m/es/books/monogatarispain.htmより

[瓜谷]



 

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2007年5月 7日 (月)

図書紹介:サンティアゴ巡礼へ行こう!—歩いて楽しむスペイン

518ghxg08xl_aa240_  キリスト教三大聖地のひとつサンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の本が新たに出版されました。

カミーノ・デ・サンティアゴに関する出版物は多数あれど、その殆どは精神的側面を重んじた、読んでてしんどくなるような類ばかりなわけですが、先月出版された、中谷光月子さんのサンティアゴ巡礼へ行こう! ~ 歩いて楽しむスペインは、「もっと気軽に巡礼を始めてみませんか?巡礼の形は、人それぞれ。固定観念にとらわれず、さぁ、出発しよう」と呼びかける、従来のこの類のイメージを覆すもので、カミーノが地上波のバラエティ番組で紹介されたりする昨今、このような本が出版されちゃうということは、カミーノの旅というものがニッポン人にも一般的なものになりつつあるということなのかしら。

この本は、なによりCamino Francésの実践的なガイドブックであるわけですが、旅行会社のスタッフとして何度もその地域を訪れ、自身でもカミーノを踏破し、スペインとフランスに留学の経験を持つという著者は、この本のあちらこちらに、その周辺地域に関するありとあらゆる種類の雑学を散りばめていて、その内容の豊富さと正確さ(たまに細かい間違いもあるようですが)には、それまでそうしたことを書いてくれてる本がさっぱり無かっただけに、びっくらこかされます。

いかんせん巡礼というものを神聖視する向きが怒り出しそうな箇所もあったりするわけで、そうしたかたには避けておいていただきたいわけですが、そうではなく、カミーノを旅してみようかと思ってるひとは他のあらゆる本を差し置いて読んでください。そしてCamino Francésの周辺地域にただならぬ興味を抱くニッポン人には、この書籍の登場自体が奇跡ですよ。

http://www.rcdtokyo.com/ucb/contents/i000587.php より

Amazon による書籍情報はこちらをご覧ください。

[瓜谷]

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2007年3月25日 (日)

新作図書紹介:「聖骸布血盟 」

Seigaifu1  
 スペインのベストラー小説 LA HERMANDAD DE LA SABANA SANTAの日本語翻訳版が出版されました。

 ところで、この小説のタイトルの「聖骸布(LA SABANA SANTA)」とはなんだか知っていますか。イエス・キリストが十字架にかかって死んだ後、その遺体を包んだとされる布のことです。トリノの大聖堂に保管されているため、「トリノの聖骸布」(Shroud of Turin)とも呼ばれています。この布の真偽に関する論争は未だに続いています

 この聖骸布を巡る冒険小説が、「聖骸布血盟 」です。出版元のランダムハウス講談社の解説を紹介します。


トリノ大聖堂への襲撃を繰り返す”舌のない男”たちの秘密集団。
キリストの埋葬布をめぐる、
血塗られた二千年の陰謀が明らかに。
キリストの聖骸布が保管される、トリノ大聖堂で火災が発生。焼跡から発見されたのは、「舌のない男」の焼死体だった。その2年前、同じ聖堂で逮捕された窃盗犯にも、やはり舌がなく、指紋もすべて焼かれていた。美術品特捜部部長マルコは、二つの事件の関連を疑い、捜査に乗りだす。だがこれは、やがて世界を震撼させる恐ろしい陰謀劇の序章にすぎなかった……。聖骸布をめぐる謎と歴史のうねりが織りなす、歴史ミステリ巨篇。

スペインで27刷り、50万部突破の大ベストセラー。現在、17カ国語に翻訳されている。

 ダ・ヴィンチ・コードのような歴史の謎解きに関心のある人にお勧めです。

 [瓜谷]

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2007年3月15日 (木)

新作映画DVD紹介:Alatriste

Alatriste
 17世紀のスペインを舞台にした歴史冒険ドラマで、本年度のゴヤ賞三部門を受賞した作品です。スペイン・米合作で、主演はロード・オブ・ザ・リングのヴィゴ・モーテンセンで、イスパニア歩兵連隊の兵士アラトリステを演じています。ちなみに、イスパニア歩兵連隊とは、当時のヨーロッパ諸国で、泣く子も黙ると恐れられたスペイン精鋭部隊です。

 日本ではまだ上映されていないので、スペインから注文したDVDで見ました。見所は17世紀のスペインの様子が忠実に再現されているところです。特に興味深かったのがイスパニア歩兵連隊の戦闘場面です。この歩兵連隊の構成は、約3000人の兵士が12中隊に分かれ、鉄砲隊と長槍隊が中心でした。

 

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 長槍隊が使っていた槍は、ベラスケスの名画「ブレダの開城」の背景画面右側に林立して描かれていますが、見たことはありますか。ちなみに映画でもブレダの開城のシーンが出てきます。この映画を見て、なぜ長い槍が使われたのか、はじめてわかりました。この槍は攻めるよりも守るときに威力を発揮するのです。

 当時、戦場では、歩兵連隊の鉄砲隊が主力になりますが、銃は弾を詰め替えるのに時間がかかりました。この間に敵の騎馬兵から攻撃を受けます。そのとき、歩兵連隊は円陣を組み、長槍隊が無数の長槍を前方に倒して掲げ、盾とするのです。こうして、歩兵連隊が一匹の巨大なハリネズミのようになります。スゴイ発想法です。これでは、敵の騎馬兵も容易には近づけません。

 さて、この映画の原作は、アルトゥーロ・ペレス=レベルテのベストセラー小説
キャプテン・アラトリステ・シリーズ」です。すでに日本語版も出版されています。

 熱狂的なファンが多く、日本でも「13世紀トレドでアラトリステをチーム翻訳する」といったブログまで存在します。 ちなみにこのDVDはスペイン語字幕付きですので、スペイン語の勉強にも最適です。

 (スペイン語字幕付きのDVDによる学習法は前掲記事「スペイン映画DVDでリスニングのお勉強」をごらんください)

[瓜谷]

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2007年3月13日 (火)

新作図書:教養スペイン語の語彙に関する5都市の比較研究

 

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 ある単語がスペイン語圏の他の地域でどのような単語で置き換えられているか調べることができるようになりました。

 スペイン語学科の浦和幹男先生の長年の研究成果が出版されたからです。

 スペイン語は広大な地域で使用されているので、国あるいは地域ごとに使われる単語にも様々なバリエーションがあります。たとえば、tapasという「酒のつまみ」をメキシコではbotanas,ベネズエラではpasapalos、キューバではsaladitos、中米各地ではbocasとかboquitasと言うそうです。(「スペイン語の世界」p.151)

 浦和先生の「教養スペイン語の語彙に関する5都市の比較研究」にはそのような情報が満載されています。

 

本書は、各都市生まれで大卒以上の学歴を持ち、知的活動をしている教養のある25歳以上の男女91名のインフォーマントが回答してくれた情報を分析し、比較検討したものである。調査の内容は、日常生活に係わる4,452の質問項目から構成されている。
  首都の教養スペイン語はその国の代表的なスペイン語と考えられているので、本書に収めた5都市の教養スペイン語の語彙の調査結果は、まさにそれぞれの国の標準スペイン語の語彙といえる。したがって、これらを精査すれば、旧大陸のスペインのスペイン語と新大陸のアメリカ・スペイン語の基本的な語彙の共通性やその違いを、あるいは各都市の語彙の特徴を改めて知ることが出来るであろう。なお本書の出版について、拓殖大学ならびにスペイン文化省のグラシアン基金より2006年度の助成を受けた。
出版社/発行:拓殖大学研究叢書(人文科学)/2006年10月17日
(拓殖大学HPより転載)

 

 この著書は語彙調査の専門書ですが、索引が充実していて、スペインや中南米でどのような語が使われているか手軽に比較することができる実用性の高い辞書的な性格も兼ね備えています。

[瓜谷]

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2007年3月10日 (土)

新作図書:スペイン語作文の方法(表現編)

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スペイン語学科の小池和良先生の新作で、既刊『スペイン語作文の方法(構文編)』の続編です。

この本の長所は単語と単語の組み合わせのきまり(コロケーション)を効率よく学習できる点にあります。

たとえば、「遠足」はexcursiónで、「遠足する」はhacerと結合して、hacer una excursiónといいます。ところが、paseo(散歩)の場合は、hacer un paseoとは言いません。darと結びついて、dar un paseoと言います。

このような単語間の結びつきの制限を知ることが、外国語を習得する上で、絶対必要なのですが、実は最もむずかしいハードルでもあります。多読も不可欠ですが、膨大な時間がかかります。

もっと効率的に語彙の結びつきの制限を学習する方法はないかと思っていたら、小池先生が「スペイン語作文の方法(表現編)」を書いてくれました。

ぜひ、おすすめしたい一冊です。

詳しくはこちらをごらんください。

[瓜谷]

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2007年2月16日 (金)

最新のスペイン語辞書「プエルタ」

Photo_3 『プエルタ新スペイン語辞典』研究社(2006) 

これは、研究社『新スペイン語辞典』 (1992)の改訂版で、大幅に手が加えらています。

日常的に使われているス ペイン語を生きた資料から数多く収集しており、ラテンアメリカのスペイン語への配慮も行き届いています。

写真や挿し絵も多く、初心者には特にお薦めの辞書のひとつです。

[瓜谷 ]

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2007年2月14日 (水)

風の影

Photo_4 世界中で大ヒットしたスペインの現代小説「風の影」の日本語版です。バルセロナが舞台のミステリー。文庫なので、手軽に持ち運べるところもいいですね。

内容は「BOOK」データベースによると

945年のバルセロナ。霧深い夏の朝、ダニエル少年は父親に連れて行かれた「忘れられた本の墓場」で出遭った『風の影』に深く感動する。謎の作家フリア ン・カラックスの隠された過去の探求は、内戦に傷ついた都市の記憶を甦らせるとともに、愛と憎悪に満ちた物語の中で少年の精神を成長させる…。17言語、 37カ国で翻訳出版され、世界中の読者から熱い支持を得ている本格的歴史、恋愛、冒険ミステリー。

ちなみにAmazon の評価でも好評です。

ところで原作はインタースペインでも入手可能です

スペイン語の読解力をつけるには多読が不可欠です。
読解力にまだ自信がない人は、段落毎に、「日本語版>原書」と繰り返す方法がおすすめです。

[瓜谷 ]

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