「書く力」を伸ばす

2008年9月25日 (木)

理想的なスペイン語作文上達法発見!?

Lang8home_s スペイン語圏滞在歴が長く、日常会話の上手な日本人はたくさんいます。しかし、彼らに、スペイン語で文章を書いてもらうと、間違いだらけで、びっくりすることがよくあります。

作文力(読解力も)は、現地でいくら長く生活していても、それだけでは上達しません。

読解力の強化なら、一人でもできます。こつこつ単語を覚えながら、同時に関心のある分野の本を多読することが一番の近道です。

それでは、作文力はどうでしょうか。残念ながら独学での上達は非常に難しいと言わざるを得ません。なぜならば、外国語での作文力を鍛えるには、たくさん書き、たくさん添削してもらう経験をつむ必要が不可欠だからです。

たとえば、日記を毎日スペイン語で書くとしましょう。書かないよりははるかに力がつきますが、添削してもらわないと自分の間違いに気づきません。身近にネィティブの友人がいる恵まれた人なら別ですが、平均的な日本人学習者には叶わない夢です。

そのような理由からか、「話す・聞く・読む・書く」の4技能で、文法的に正確な文章を書く力のある学習者が一番少ないというのが語学教師としての印象になっています。

しかし、インターネットの出現で、時代はまったく変わってしまいました。

何十年、何百年と続いてきた語学教育の障害が根本的に克服されつつあります。

Lang-8」というネット上の作文無料添削サービスのサイトが出現したことを以下のブログ記事で知りました。


SNS 形式の語学学習サイト Lang-8 に入ってみましたが、これは本当にすばらしい! どういうシステムかというと、
  * 自分が習得したい言語で書いた日記を、その言語のネイティブの人が添削してくれる
  * 自分も、自分の母語を学ぼうとしている人の書いた日記を添削する
という具合になっています。
外国語のレッスンを一方的に受けるのではなく、互いに教えあうサイトというわけです。


この続きは、『[web]語学学習者のための相互添削サイト "Lang-8" がすばらしい』(光の円錐)をご覧下さい。

ようするに、スペインなどでよく行われているItercambio(言語相互学習)のネット版です。

今後、このようなネット上での相互言語学習サービスは確実に増えていくことでしょう。

みなさんも、ぜひこのようなサービスをどんどん利用して、スペイン語の作文力を高めてください。

[瓜谷] 

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2007年8月15日 (水)

Googleの活用法:作文チェック

Logo  スペイン語で作文したとき、文法的に正しいか自信がないことってありますよね。<えっ、いつもだって? (笑)>

 例えば、スペイン語で「私は音楽を聞くのが好きです」と言いたいとします。Me gusta escuchar música かな。それとも、Me gusta escucar la músicaかな。もしかしたら、Me gusta oír músicaかもしれない。いやいや Me gusta oír la musicaかな。こんなふうに迷いに迷いませんか。

 ネイティブにチェックしてもらうのが一番ですが、そんな恵まれた環境にいることはめったにありません。 そんなあなたにおすすめなのがGoogleです。Googleは本来、情報を検索する(情報検索)ために使いますが、実は、表現の使用頻度を調べる(表現検索)のにも大変役立つのです。

 方法は、検索語句として調べたい表現を検索するだけ。いろいろな表現の組み合わせで検索して、ヒット件数を比べると適否を簡単に判断できるのです。

 先ほどの例を検索してみると、次のような結果になります。

    "Me gusta escuchar música" の検索結果 約 21,900 件
   "Me gusta escuchar la música" の検索結果 約 1,350 件
   "Me gusta oír música"の検索結果 95 件
   "Me gusta oír la música"の検索結果 25 件

   この結果から、Me gusta escuchar músicaが一番ヒット数が多いので、使用頻度が高いことが一目瞭然ですね。つまり、この表眼が一番無難であることがわかります。ねっ、便利でしょう? 

 

さて、表現検索のコツをいくつかお教えしましょう。

 一番大切なことは、「フレーズ指定」を使用することです。これは、二語以上の単語からなる表現を検索するとき、全体を半角の二重引用符「"」で囲むことです。ちなみにGoogleの検索オプションページを開いて、「フレーズを含む」という検索欄から検索しても結果は同じです。

 もうひとつのコツは、検索表現を短い部分に限定することです。あまり長すぎる表現だと、ヒット数が少なくなってしまうので、正しいかどうかに関係しそうな部分だけを検索してみるのです。上の例ですと、me gusta を省略して、escuchar música, escuchar la música,oír música, oir músicaの部分だけで検索するほうが、ヒットする総数が多くなります。

 

  表現検索の詳しい方法を知りたい人には、以下の図書がおすすめです。

 

翻訳に役立つGoogle活用テクニック (単行本)  安藤 進 (著) 丸善

[瓜谷]



 

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2007年3月10日 (土)

新作図書:スペイン語作文の方法(表現編)

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スペイン語学科の小池和良先生の新作で、既刊『スペイン語作文の方法(構文編)』の続編です。

この本の長所は単語と単語の組み合わせのきまり(コロケーション)を効率よく学習できる点にあります。

たとえば、「遠足」はexcursiónで、「遠足する」はhacerと結合して、hacer una excursiónといいます。ところが、paseo(散歩)の場合は、hacer un paseoとは言いません。darと結びついて、dar un paseoと言います。

このような単語間の結びつきの制限を知ることが、外国語を習得する上で、絶対必要なのですが、実は最もむずかしいハードルでもあります。多読も不可欠ですが、膨大な時間がかかります。

もっと効率的に語彙の結びつきの制限を学習する方法はないかと思っていたら、小池先生が「スペイン語作文の方法(表現編)」を書いてくれました。

ぜひ、おすすめしたい一冊です。

詳しくはこちらをごらんください。

[瓜谷]

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